2024年12月1日。
函館初となるピティナステップを開催致しました✨
運営役員はたった5名であったにも関わらず、無事に大盛況で終えられたことが何より嬉しい😭✨
そして、素晴らしい演奏を聴かせて下さった参加者の皆様全員に大きな拍手を贈りたいと思います👏
また、より会場を盛り上げて下さったアドバイザーと事務局の御三方、有意義な時間を誠にありがとうございました!雪も降り始めた寒さ本番の函館に、遠方から来て下さったご縁も大変嬉しく思います。
長年ピアノ教室を主宰しながらも沸々と湧き上がっていた想い。
『函館に新しい風を吹かせたい…』
『子供達の音楽のチカラを底上げしたい…』
そう感じていたのは私だけでなく音楽を愛する多くの方の願いであったかも知れません。
コンクールにまでは及ばずとも舞台経験を積み上げてほしい。
生徒さんの日々の練習に繋がるモチベーションを高めたい。
その愛に溢れた先生方に出逢えた事が幸運でした。
お声掛けくださった先生には感謝してもしきれません。
何故なら…
開催を終えてみて、なんて素晴らしい機会なのだと肌で体感出来たからです。
今回は、函館に初招致したステップ【函館うみまちステーション】の初開催記録として、運営役員である私の体験談をお伝えしたいと思います。
ピティナステップって何?
子供から大人まで、ピアノや楽器を親しむ方なら老若男女どなたでも参加できるプロのアドバイス付き音楽ステージです♪
既に全国各地で多くの参加者に親しまれ、年間を通して各ステーションで開催されており、文部科学省後援による実績ある大きなイベントです。
コンクールのように順位を付けることなく、人前で頑張ったことを讃えてくれる発表会以上コンクール未満の音楽ステージ。
ピアノとのコラボであれば、様々な楽器で参加できますよ♪
歌、弦楽器、管楽器なども大歓迎です。
参加するとたくさんの特典が付いてきて、経験を形に残すことができます。
振り返って次の舞台へと繋げられる貴重なチャンスとなります。
この素晴らしさは、参加された人にしかわからない充実感かもしれません✨
参加特典は?
コンクールのように音楽的な演奏に対する厳しい評価というものではなく、
ステージで演奏できた事を讃えてくれるステージです。
舞台で、人前で演奏できた事をあたたかく見守ってくださるアドバイザーの先生が、こうしたらもっと素敵に演奏できるよ、という視点で一人一人に講評でメッセージを書いてくださいます。
直筆で、的を得たアドバイスは実に有り難みを感じます。。。
演奏後は一人一人大きな封筒を持ち帰るのですが、
その中には、パスポート、合格証書、成績ランク付き講評直筆メッセージ用紙など、たくさんの特典が付いてきます。
※写真は過去に参加された方からいただきました。
経験の記録が残るって実に達成感を感じられるものです。
私はこれを見返しながら、生徒さん一人一人と演奏について振り返る時間を設けました。
次の舞台に繋がる的確なアドバイスができ、実に有意義な機会だと感じました。
パスポートには、講師からのコメントや、自己評価を《S・A・B・C・D》で書き残す欄もあります。
自分の演奏はどうだった?とアドバイザーの先生になったつもりで生徒さんにも記入してもらいました。
自分を客観的に評価する、振り返ることって人生においても非常に大切な経験ですよね。
5年、10年…とステージを経験された方には、継続表彰としてメダルや楯が授与されます。
続ける事を讃えてくれるって嬉しい節目になりますよね☺️
また、文部科学省後援ですから、ステップから送られてきた書類を学校に提出すれば、学校長からも表彰を受けられるシステムとなっています。
子供達の生きる社会である学校で、先生方やお友達から認めてもらえたり、居場所が見つかることは、日々の大きな生きるチカラになるはずです。
頑張った事が形になる喜びを是非子供達には感じてほしいと願っています。
ステーション名の由来
函館といえば何を想像しますか?
五稜郭タワー、金森倉庫、ロープウェイ、函館山…
たくさん思い浮かべましたが、何といっても海の街。
両サイドから海に挟まれた細長い地形なんて他にありません。
『うみに囲まれた街』そして『新たなものをうみ出す街』
掛け合わせて【函館うみまちステーション】と命名致しました。
畏れ多くも私が名付け親となりました。光栄なことです。
これから新たなものを産み出していく生徒さんの成長は、私の生涯の楽しみ、喜びです。
私自身もそのような生き方ができるよう日々精進して参ります。
一緒に日々更新していきましょうね。
ちなみに、ステーションを5年続けた実績が付くとご当地シールを作って頂けるそうです♡
シールは各地の名産物や観光名所などがイラストとなります。
うみまちステーションのシールはどんな柄になるのでしょう☺️✨
まずは5年続けられる実績を付けなければ!と役員一同俄然力が入りますね。
今後のステーションの成長もどうぞお楽しみに♪
司会を務めて感じたこと
私は人生で初めて舞台の司会を務めさせていただきました。
正直、昔から自分の声に自信がなく、学生の頃から無理無理と避けてきた苦手分野でした。。。笑
私に務まる訳が無いからと、役員の皆様にお断りしていたのですが。。。
実は夏にアドバイザーの先生にお会いした際、「司会は貴方で」と何故かご指名を受けていた背景もあり、抗う術もなく司会になっていました😅
また、演奏会を控えており他開催のステップへの見学も行けず何の心積りできずして迎えた本番。初回の大事な舞台を台無しにしてしまったらどうしようと、緊張で息つく間もなくこなした全3部。
質問コーナーでは舞台袖に立ち、アドバイザーの方々に質問を振り流れを止めないようサクサク進めなければ、と。もう本当に終始緊張感が続いてぐったりでした😂
テレビアナウンサーの体力、気力、勇気と度胸には脱帽です。。。パフォーマーですね。素晴らしい✨
訳が分からぬまま全てを終えた後、アドバイザーの先生方と記念撮影をしました。
自分の疲れ顔を客観的に認識し笑えましたが、大切な写真です🍀
この後、私達役員に向け終えた感想をお話しくださいました。
「きっと今は自分の持ち場で精一杯だと思うけれど、そのうち全体が見えてくるから大丈夫!初回でありながら流れ良く終えられたのは、大成功よ!」と。
まだ緊張感が抜けていなかった一同でしたが、終わったことを実感する度に、じわじわとそのお言葉の意味を光栄に感じています。
あたたかいお言葉をありがとうございました。
先生方からは「アナウンサーみたいで驚いた!」「落ち着いた進行でハッキリ聞こえて素敵よ!」と。
後日会った生徒さんからは、「先生の声かわいかった〜♡」と。
「え、バレてた?バレてないと思ってたんだけど…」「いや、バレてるバレてる!最初からバレてた!」そうなんだ…声って隠し用がないんですね😅
まだ自分の声に対する苦手意識が抜けない私ですが、役員としても成長できるよう経験を積みたいと思います。
貴重な経験をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです。
大好評だったQ&Aコーナー
各ステーション毎に、部と部の間にコーナーを設けるパターンが殆どのようです。
アドバイザーの先生による公開レッスンや、ステーションメンバーによる演奏、講演など企画を盛り込むようです。
さて、うみまちはどうしよう。。。?
役員も自身のお教室運営で忙しく演奏の時間も取れない…ということで、急遽、アドバイザーの先生方に質問に答えて頂く場を設けてはどうか?という案が飛び出しました。
事前に軽く生徒さんや保護者の皆様に伺っていた、練習時の疑問や、質問などをまとめ、各部の合間で時間配分を考慮しながら一つか二つずつ投げかけました。
これが、意外にも大変好評で、実に貴重なお話しを聴かせてくださいました。
などなど…講師陣も深く頷いてしまう濃い内容でした。
私は、司会という立ち位置で舞台上からその様子を拝見していましたが、参加者の小さな子供達やご家族の皆様、大人参加者の方まで、全員が真剣な表情でお話を聴き、頷き、瞳をキラキラ輝かせて終始楽しんでいる姿を眺め、胸が熱くなった事を覚えています。
多くのステップをご経験されてきたアドバイザーの先生方も、このようなコーナーは初めてだったようで、とっても良い時間であったと。これからも継続するよう勧めてくださいました。
中々、プロの方の練習法や陰の努力の経験談を聴ける機会など他に無いですよね。
まさに有料級のお話の数々。誠にありがとうございました。
意外だったのは、アドバイザーの先生のお話しがひとつひとつ長かったこと✨
それだけ、私たち学習者に親身になり心を開いてお話しくださったことが何より嬉しかったです☺️
参加者の皆様はラッキーでしたね🍀
参加された生徒さんの声
当レッスン生からは6名が参加してくださいました👏
みんな素敵な演奏でしたよ🍀
そして開催直後から、生徒の保護者の皆様よりあたたかいお言葉をたくさんいただきました😭✨
こんな素敵なお言葉が聴けるだなんて感無量でした。
全てはいつもあたたかくサポートしてくださる素敵な保護者の皆様のおかげです…
全国コンクール会場などでは当たり前の光景ですが、ほぼ9割方保護者の方が我が子の足台や椅子調整をなさいます。どんなに遠方でも会場のものを借りず、高さ調整の手間を省くため自宅から持参する方も多いです。
発表会では講師が全て整えているので初めての体験に戸惑われた保護者の方も多かったことでしょう。
名前を呼ばれて高いステージに上がり、演奏を待つ観客が静まり返る中、一人足台や椅子のセッティングをし、最後まで弾き切り、挨拶までこなしてステージを降りることって、並々ならぬ勇気と度胸が必要だということを、保護者の方も味わえたのではないかと思います。
観客からの視点とステージからの視点は想像できない別世界であったと思います。
そのような中で演奏した子供達は、本当に素晴らしいことなのです。
100回の練習より、1度の舞台経験で人は大きくなるといいます。
私も指導者という立場から、その経験を多くの方々に経験してほしいと常に願っています。
保護者の皆様、ご協力をありがとうございました。
また、後日会えた生徒さんからは…
よしよし!その調子🎵
参加した子から情報を聞いたお友達生徒さんも次は出てみたい!と開催を楽しみにしているということでした。
前向きな子の輪が広まると良いな…♡
みんなお疲れ様でした✨
地道に頑張っていれば、今よりもっと大きく開花する時がきます☺️
応援しています。
2025年は春開催!!
初回は北斗市かなで〜るでしたが、次回はなんと、別会場での開催が決定しております。
初回とは場所が異なりますので、くれぐれもお間違えのないようお越しくださいね。
《日時》
2025年6月8日(日)
《会場》
函館市民会館小ホール
《参加申し込み受付期間》
2025年2月末から4月末迄
初回の参加で迷われた方、初めて知った方、前から気になっていた方。
どうぞ一度参加されてみてください。
きっとまた参加したくなる。
未来に繋がる。
またピアノが好きになる。
そんな貴重なイベントだと感じています。
最後に
今や函館でのコンクールといえばYAMAHA主催の毎日コンクール、カワイコンクールと、大手音楽会社によるコンクールしか市民の認知度がありません。
以前まであったらしい、ピティナコンペティション、グレンツェンコンクール、バッハコンクールなどは開催中止となり(今は全て動画コンクールとして復活されています)、函館のピアノ学習者のモチベーションを高められる舞台経験の場が減少したことで、ピアノ講師達のやる気をも消失させていたのだろうと感じます。
今回、招致した初開催は参加者40名と、ギリギリ規定の人数を集客できましたが、まだまだ周知されてはいない事を肌で感じました。
函館という保守的で消極的且つ独特な土地柄という所で私は集まらないだろうと予測はしておりましたが、様々な施設へのポスター掲示のお願いや、何とか開催前に北海道新聞《みなみ風》での掲載など出来る限りの周知に努められたかなと思います。また、これら初開催時に動けた事で、今度周知されるきっかけになればそれで良いと感じています。
今回、函館のみならず、道南界隈から参加して下さった方もおりました。
やはり、ステップに参加経験のある方は、ステップの良さを知り、各地で参加されていらしたのだなと前向きな姿に嬉しく思いました。
継続表彰された皆様、おめでとうございます✨
北海道、そして全国からも愛されるステーションへと育っていきますよう私達役員一同、これからも心を込めてご参加をお待ちしております。
ご不明点がございましたらいつでもお問い合わせください。
どうぞ、皆様の日々の練習の糧となります事を願っております。
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